キャバクラの接客で困るのが「おさわり」をするお客様ですよね。胸等に手を伸ばしてきたり、キス魔だったり…「おさわり禁止」のキャバクラですが、どんな高級なお店でもこの手のお客様はいるものです。

「おさわり客」に遭遇してしまったら、どんなふうに対処をしたら良いのでしょうか?ここでは接客上手なキャバ嬢達が実践している8つの予防法や対策法を紹介していきます!

「V字」の座り方で距離を取る

まずはおさわりをされないための予防対策です。「おさわりをされる」というキャバ嬢に多いのが、お客様との密着度が高いパターン。

お客様の隣に座る時、ソファに深く腰掛けていませんか?
お客様と自分の腿が「II」の形のように平行に並んでいませんか?

この座り方だと腿の密着度が高すぎです!またこの距離感だと、お客様が手を伸ばした時に肩をすぐに抱けたり、胸に手が届きやすくなります。「近い距離で接客をする」というのはキャバクラの基本。でもキャバ嬢の方からピッタリと体を密着させすぎると、お客様がその状態に慣れてしまいます。

「もっと体を密着させてほしい」
「もっと触らせてほしい」

…こんなふうに、要求がエスカレートしやすいんです。

とは言え、お客様と一切接触せずにあからさまに離れるのは失礼ですよね。下のようなスタイルで座ってみると、自然な雰囲気で距離が取れますよ。

1)ソファには浅くこしかける
2)体はお客様から離して、膝(ひざ)だけをお客様に向ける
3)自分とお客様の腿(もも)が「V」の形になるようにする(膝同士だけがくっつくように)

ピッタリと横にくっつかないけれど、膝同士がついているから自然な仲良しムード。お客様に嫌な思いをさせない「距離感」を意識しましょう。

 

ハキハキと喋ってみる

ハキハキと喋ってみる
「おさわり」をするお客様の多くは、「さわれそうな子かどうか」を雰囲気で判断しています。

【NG例】
・声が小さい
・オドオドしている

 
この手の喋り方・接客だと、「さわっても怒られないだろう」と判断されやすいです。特に声が小さすぎたり、弱々しい雰囲気なのはNG!

【OK例】
・声を大きめにしてみる
・滑舌よくハキハキ喋る
・明るくニコニコわらう

 
ハキハキとした明るい雰囲気で喋ることで、「さわったら怒られそうかもなあ…」と思ったお客様はおさわりを封印してくれますよ。

 

姿勢を良くして目を見る

目を見る
「元々の声が小さくて、なかなかハキハキしゃべれない…」おっとりタイプのキャバ嬢さんだと、こんなこともありますよね。そんな時にはとりあえず「姿勢を良くする・目を見る」を意識してみましょう!

おさわりに遭うキャバ嬢さんに多いのが、以下のようなタイプ。

【NG例】
・背筋が曲がっている
・肩が内側に丸まっている
・話す時に相手の目を見ていない

 
座っている時の姿勢から、自信が無さそうだったり、だらしなくてスキがありそう…という雰囲気を感じられやすいんです。

【OK例】
・背筋を伸ばす
・肩甲骨同士を縮めて肩を開く
・話す時には相手の目をしっかり見る

 
しっかり背を伸ばした堂々とした姿勢で、おさわりされないムードを作りましょう。

 

トークから釘を刺しておく

くぎを刺す
自分のお客様が「おさわり客」にならないように、トークの中から「おさわりをしない方がいいよ」という釘を刺すのも手です。

『トーク例』
紳士的な人って余裕があってカッコイイ!
(お客様の名前)も紳士的だから嬉しい、ステキだと思う
嬢からホントにモテるのって触らない人だよね。 等

トークの中に「さわらないお客様」を褒める言葉を挟んでみましょう。「さわらないお客様は良い=さわったら怒るし嫌う」という意味ですから、お客様に自然に釘を刺していることになります。

 

シモネタを続けさせない

下ネタ もやもや
トークの中で、シモネタが出てくるお客様は多いもの。すべての下ネタを嫌うのはダメですが、キャバ嬢がその話に乗って、嬉々としてシモネタトークを続けさせてしまうのはNGです。

下ネタが長く続くと、「触りたい」というお客様の気持ちが余計に盛り上がってしまいがち。また「シモネタやエッチなネタを好む女性なんだ」とお客様に思われると、「さわってOK」と判断されやすくなります。

上手に新しい話題を出して、下ネタに関する話題が長く続かないようにしましょう。

 

早めに手を取ってつなぐ

手をつなぐ
予防をしてもお客様が触ってきた場合には、笑顔で柔らかく「ダメだよ」と注意しつつ、お客様の手を握りましょう。定番の対策ではありますが、上手に行えば効果はあります。

「お客様の手を抑える」ではなく、「手をつなぐように握る」のがポイント!「キャバ嬢が自分から手をさわってくれた!」とお客様が満足できるよう、自然に手に触れましょう。「また触るかもしれないな」と思ったら、つないだ手を離さずに、手をお客様の膝の上に。手をつないだままで話を続けて、さわってくる手を封じます。

 

手の話題に持っていく

手相
「相手が手をつながせてくれない」「手を握ってもふりほどこうとする」…こんな時には、「手の話題」をしてみては?

指の長さや手の暖かさ、冷たさ、爪の形、手相等等…
お客様の手を自然に取って「手の話題」をすれば、無理に手を押さえつけるのとは違ってお客様に嫌な思いをさせません。

特に「手相」は、幅広いシーンで使える話題なのでおすすめです。

・ギャンブル線が強い!直感力があるんですね
・ヴィーナスラインがキレイに出てる!美的センスが高いんですね
・成り上がり線がある!すごい強運ですよ 等

一般的な手相よりもちょっと珍しい手相の話題が出せるのが理想的!聞いたこと無い手相の話なら、「それって何?」と興味を持つお客様も多いはずです。また手相の話からお客様の好きなことや最近の興味等を知れば、話題も広げやすいですね。「おさわり」から興味がそれるようなトークに繋げてみましょう。

 

ボーイに目配せする

目配せ
優良店のキャバクラであれば、「おさわり客」を見つけた黒服がさりげなく注意をしたり、キャストを交代させてくれます。でもキャバクラの規模や混雑度合いによっては、黒服やボーイが「困ったお客様」を見つけられていないケースも。

おさわりの対策をしているのに、自分ではこれ以上の対応が難しい…
そんな時には、無理に自分だけで対策せずに、ボーイや黒服に目配せをして助けを求めてみましょう。

 

強引な場合には脱出する

強引な場合には脱出する
ボーイや黒服の対処も間に合わないほどおさわりが酷い、しつこくて悪質だ…
そんな時には、無理にガマンをする必要はありません。
トイレ等の理由をつけて席を立ち、テーブルから離れましょう。

なお、お客様に向かってその場でキレたり怒ったりするのはNG!キャバ嬢が怒ったり大きな声を出したりすると、自分の付いたテーブルだけでなく、その周囲のテーブルの雰囲気までも白けさせることになります。

ガマンをしすぎて爆発させてしまうと、予想外の大きなトラブルになる危険性も。「自分では対処できないな」と思ったら、ムリをせずにテーブルから離れ、ボーイや黒服に相談しましょう。

 

おわりに

おさわりをしてくる困ったお客様の対処法はいかがでしたか?黒服やボーイの体制がキチンと整っている優良なキャバクラ店では、おさわりをしようとしてくるお客様がそもそも少なめです。

でも「とにかくお店に頼れば良い」と気弱な接客をしていると、他の女の子には触らないというお客様が「おさわり客」に変貌する可能性もあります。自分から「おさわりをさせない」という接客を心がけることも大切です!

おさわりをさせずに売上を伸ばせるキャバ嬢を目指してがんばってみましょう。