キャバクラでのお仕事で欠かせないのが「お酒」。接客中はもちろん、同伴やアフターでもお酒をいただきますよね。「お酒を飲むと太りやすいから困る!」と悩んでいるキャバ嬢さんも多いのではないでしょうか?

お酒の付き合いも大切ですが、キャバ嬢にとっては美しいスタイルをキープすることも重要です。ここではキャバ嬢が知っておきたい「太らないお酒の飲み方」をご紹介します!

1.お仕事前には「野菜ジュース」か「飲むヨーグルト」を

野菜ジュース
おなかが空いている時にお酒を飲むと、酔っ払いやすいですよね。でも実は「空腹に酒」のデメリットはそれだけじゃありません。おなかに何も入れずにお酒を飲むと、体が「脂肪」を溜め込みやすくなるんです!

太るのはなぜ?体に脂肪がつくシステム

まずは「体が太る仕組み」をカンタンに知っておきましょう。

私たちの体は、「飲みもの」「食べもの」を体に入れると「血糖値(けっとうち)」が上がるようにできています。この血糖値を下げよう!と出てくるのが、ホルモンの仲間である「インスリン」です。

インスリンは体に脂肪をためこむ働きも持っています。つまりインスリンがたくさん出るほど、体に脂肪が付く= 太る、というわけですね。インスリンは、血糖値が急上昇した時ほどたくさん出てきます。

つまり「できるだけ血糖値をゆっくりと上げる」ということが、太らないための絶対ルールなんです。

仕事前の野菜ジュースがダイエットに!

空腹にお酒を入れると、血糖値は短い時間でギューンと上がってしまいます。ですからお仕事でお酒を飲み始める前には、軽くおなかに何かを入れておくことが大切!野菜ジュースや無糖の飲むヨーグルト等を一杯飲んでおくだけでも、血糖値の急上昇 = 脂肪のためこみを防げます。

 

2.ビールはNG?太りにくいお酒の選び方

太りやすいお酒
「糖質ダイエット」という言葉を聞いたことがある人も多いはず。糖質が高い食べもの・飲み物を口にすると、やはり血糖値は一気に上がります。上でご紹介したとおり、インスリンがたくさん出るので脂肪をためこむ = 太りやすくなるわけです。反対に糖質が少ない飲み物なら、血糖値の上がり方はゆっくり。脂肪はなかなか体にたまりません。

「糖質が少ないお酒」を意識的に選べば、太りにくい!というわけですね。

糖質が多い「醸造酒」

・ビール
・梅酒
・日本酒
・シャンパン
(スパークリングワイン)

 
麦やお米の絞り汁を丸ごと発酵させて作る「醸造酒(じょうぞうしゅ)」は、平均的に糖質が高めです。中でも糖質もカロリーも多い「キャバ嬢のダイエットの敵!」とも言える存在がビール。

最初の乾杯程度は仕方がありませんが、ビールをグビグビと何杯も飲むのはできるだけ避けたいところです。

糖質が少ない「蒸留酒」

・焼酎
・ウイスキー
・ブランデー
・ウォッカ
・ホワイトラム
・泡盛

 
焼酎やウイスキー・ブランデー・ウォッカ等の「蒸留酒(じょうりゅうしゅ)」は、醸造酒を蒸発させて、凝縮して作ったお酒です。これらの蒸留酒の糖質はゼロ!糖質ダイエットにはピッタリの飲み物と言えそうですね。

ただ、ラムやウォッカ等はカロリーは高いので、ストレートやロックで飲むのは避けた方が無難です。薄めに割ってもらいましょう。

醸造酒系でも糖質控えめなお酒は?

・赤ワイン/白ワイン
・発泡酒

「醸造酒」の中では、ワインが比較的糖質が少なめです。シャンパンとワインで迷ったら、ワインを選んでみるのも手ですよ。

また、ビールに似ている「発泡酒」は麦のジュースに蒸留酒を足してあるので、糖質やカロリーはビールより控えめです。キャバクラによっては女の子用に発泡酒を用意してくれるところもあるので、お店に相談してみては?

 

3.割り物・チェイサーは「水」「炭酸水」「お茶」が基本

チェイサーは「水」
太らないお酒の飲み方を徹底するには、お酒を割る「割り物」や、お酒の途中でいただく「チェイサー」選びも大切です。いくら糖質が低い蒸留酒(ウィスキーやウォッカ)を選んでも、それをジュースで割った甘いカクテルを選んでいては太ってしまいます。

【ダイエットにNGな割物・チェイサー】
・ジュース類(オレンジジュース、グァバジュース等)
・トニックウォーター
・ジンジャーエール
・ソーダ水(加糖)
・コーラ

 
意外と失敗しがちなのが、ジン・トニック等に使われる「トニックウォーター」です。「ウォーター」という名前なのでローカロリーに見えますが、実際には多量の砂糖が使われています。カロリーも比較的高く、100mlあたりのカロリーは30kcal近く。

ジン・トニックやウォッカ・トニック等のロングカクテルは口当たりが良いですが、飲み過ぎないようにした方が良いですね。

【ダイエットにおすすめの割物・チェイサー】
・水、ミネラルウォーター
・炭酸水
・お茶(緑茶、ほうじ茶)
・マテ茶 
・白湯

 
太らないお酒の飲み方をしたいのであれば、割り物はノンカロリーのものが一番。炭酸系であれば、無糖の「炭酸水」を選びましょう。

また、お客様に見えないところでのチェイサーとして、ぬるい白湯(さゆ)やお茶をクイッと一杯飲んでおくのも手。内蔵を少し温めるだけでも胃腸・肝臓の働きが助けられ、脂肪の蓄積が生まれるのを防げます。

ローカロリー・ノンカロリードリンクに要注意!

「コーラやトニックウォーターでも、ノンカロリータイプなら平気じゃない?」と思う人も多いはず。ところがこれらのノンカロリードリンクに含まれる「人工甘味料」は、「ダイエットにあまり良くない」と言われるようになっています。

アメリカの研究では、人工甘味料はホルモンバランスを崩して、インスリンをたくさん分泌させてしまうことがわかったのだとか。つまり「ノンカロリーだから」と油断していたら、体が脂肪をたくさん蓄えてしまっていた!というわけなんです。

また人工甘味料に慣れると舌が鈍くなって、「強い甘さ」が無いと味に満足できなくなることも専門家から指摘されるようになっています。「太らない体」を作るのであれば、人工甘味料入りのドリンクは避けた方が良い…ということですね。

 

4.太らないためには「おつまみ」選びも大切!

つまみ 枝豆
いくら太らないお酒選びを心がけていても、一緒に食べている「おつまみ」が高カロリーだったり、糖質が高かったら意味がありません。「おつまみ」は少しずつヒョイッと口に入れてしまうため、一般的な「食事」にくらべて満腹感が出にくく、知らない間にたくさん食べていた…ということも。

ただし、まったくおつまみを食べずにお酒を飲むのも危険!おつまみゼロでお酒を飲み続けると、アルコールを分解する「肝臓」は栄養ナシで働き続けることになります。その結果、体はだんだんと代謝が悪くなり、「太りやすい体」になってしまうのです。

太りにくいおつまみを上手に選んで、適度に食べる習慣をつけましょう。

揚げ物はできるだけ避けて

・ポテトチップス
・フライドチキン、唐揚げ
・天ぷら  等

 

油で揚げた食べものは、高カロリーの代表格。また油を分解するためにビタミンB群が使われてしまうため、翌日の肌の調子も悪くなります。

キャバ嬢にとっては揚げ物は大敵なのです。もちろん勧められた時にはお付き合いでいただきますが、自分からどんどん食べるのはNGと考えましょう。

炭水化物もNG

・フライドポテト
・ポテトサラダ
・ピザ
・餃子
・グラタン
・うどん
・パスタ
・ラーメン 等

 
炭水化物は糖質が高いため、できるだけ避けたいところ。炭水化物というと「ごはん・パン・麺類」というイメージですが、ポテト類も含まれるので気をつけましょう。

太りにくいおすすめのおつまみは?

●枝豆
お酒を飲んでいる時には、良質のタンパク質やビタミンをとっておくのが理想的。枝豆は植物性タンパク質とビタミンB群が豊富で、カロリーも比較的控えめという理想的なおつまみです。

ただし作り方によっては塩分が多く、お酒がどんどん進んでしまうことも。また食べた量を覚えておかないと、食べ過ぎになってしまうこともあるので注意してくださいね。

●冷奴・湯豆腐
お豆腐はローカロリーで植物性タンパク質も取れるダイエットの強い味方!血糖値の上昇も起こりにくく、安心して食べられるおつまみです。

●温野菜のサラダ・バーニャカウダ
ビタミン豊富でカロリーが低い野菜類は、おつまみにはピッタリ。ただ生野菜サラダだと体を冷やして代謝を下げるので、できれば火を通した野菜のサラダが理想的です。

ただ一般的なサラダだとドレッシングの量が多く、油脂が多すぎが高カロリーになってしまうことも。ドレッシングやソースを自分で調節できるスティックサラダやバーニャカウダにして、ソース類はできるだけ控えめに付けるようにしましょう。

 

おわりに

太らないお酒の飲み方のポイント、いかがでしたか?糖質の少ないお酒や割り物・おつまみを選ぶだけでも、日々の脂肪の溜まり方は変わってきます。お客様と楽しくお酒を楽しみつつ、太らないお酒の飲み方を心がけましょうね。