コロナ禍の中、売上が落ちて困っているキャバクラ嬢は多いはず。でもこんな時にもちゃんと売れてるキャバ嬢って居るんですよね。売れてるキャバクラ嬢がやっていることのひとつが、InstagramやLINE、Twitter等のSNSの活用です。「SNSやってるけど~」というそこのあなた!ちゃんと「活用」はできていますか?
ここではコロナ禍に負けないために知っておきたいキャバクラ向けのSNS活用術を、それぞれのSNSの特性に合わせて案内していきます。コロナ禍の中でもお客様を掴みたい人、必見ですよ!
目次
コロナ禍でSNS活用が重要になる理由とは?
まず「なんでSNSを活用した方が良いのか」という理由を知っておきましょう。「何を狙いとするのか」を知っておくことで、SNSの効果的な使い方がわかってくるからです。
「単純接触効果」が使える!
単純接触効果(たんじゅん・せっしょく・こうか)って聞いたことありますか?これは心理学の研究でキチンと認められている、私達の心の動きの法則です。
この法則はとてもカンタン。私達は「たくさん目にしているもの」の方が、より好きになりやすい、好感をもちやすい、という心の動きを持っています。だからCMや広告を見ることが多い製品の方が気になるし、何度もお店で見かける服の方が欲しくなりやすい……というわけです。
この効果の場合、「月に一度しか会わない人」より、「月に20回は会う人」の方が好きになりやすい!ということになります。お客様からめちゃくちゃ好かれるキャバ嬢になるには、たくさん会えた方が効果的なんです。
でもこのコロナ禍、なかなかお店にたくさん来られない…というお客様も居るはず。そんな時こそ、SNSであなたの「顔」や「発言」を見せましょう!お客様があなたの写真を見ること、これも「単純接触効果」になるんですよ。
お客様の情報収集ができる!
SNSでは自分から情報を発信するだけでなく、相手の情報を収集することもできます。お客様の好みや趣味等を知れば、来店した時等の会話もはずみやすくなるはず。また相手の発言に「いいね!」等を押してあげれば、お客様のことをちゃんと考えてる!という合図にもなります。
コストがかからない!
InstagramもTwitterも、SNSのアカウント作成や運営にはお金が一切かかりません。これは凄く嬉しいポイントですよね。スマホひとつあれば、工夫だけで凄く効果があるキャバクラ営業ができることもあるんです。
キャバクラ嬢のInstagram活用術
まずは絶対に行っておきたい「Instagram」の活用術からです。
キャバ嬢と相性の良いInstagram
Instagramは匿名登録もできる上に、写真がメインのSNSなので「映え」で勝負したいキャバ嬢にはピッタリ。ハッシュタグ付きの短文でもどんどん更新できるから、「文章を考えるのがあんまり得意じゃない」キャバクラ嬢にも向いています。
若いお客様に特に有効
Instagramのユーザー層は、10代~40代が多い傾向です。男性の場合、20代~30代位の利用者層が比較的多い傾向にあります。比較的若いお客様と繋がりたいときには特に有効というわけですね。
アップする写真は「量より質」で
Instagramに掲載する写真ですが、1日に20も30も投稿する必要はありません。あんまり投稿数が多いと、お客様もチェックしきれなくなってしまいますし、せっかくの「盛れた写真」を見逃される可能性が高いからです。
1日2~5投稿位でも良いので「質の良い自撮り」を目指した方が良いです。
内容例
- 今日のメイク
- 今日のヘアスタイル
- 今日の衣装
- お店の女の子と一緒に撮った写真
上の4つは必須!「会いたいなー、この顔見たいなー」と思わせる良い写真を掲載することが大切です。女の子同士で仲良くしてる写真も好印象なので、載せるといいですよ。
反対に「今日たべた食事」等は、お客様とってはあんまり興味の無い情報なので掲載を避けます。プライベートな情報は別にInstagramのアカウントを作って、そちらに分けるようにしましょう。
プレゼントは絶対アップ!
お客様にプレゼントを貰ったら絶対にInstagramに掲載しておくこと。「実際に使ってみたよ~」といった報告写真を掲載するのも有効です。
生活感を絶対見せない
汚い部屋、はげたネイル……生活感やくたびれた感じは、Instagramでは絶対!に出してはいけません。素敵でかわいくて、見ているだけで癒やされるような雰囲気を盛り上げていきましょう。
キャバクラ嬢のLINE活用術
連絡手段としてほとんどの人が登録しているSNS「LINE」。高年齢の方も最近では登録していることが多いので、キャバ嬢としては営業にフル活用していきたいところです。
タイムライン優先で
「トーク」のメッセージで営業をかける人が多いですが、来店しないお客様に何度も何度も決まりきった営業メッセージを送るのはあまり効果的なキャバ営業とは言えません。
LINEってメッセージが来ると通知されるように設定してある人がほとんどのはず。何度も何度も通知が来るのってウザいし、家族や同僚に見られたくない!という人もいますよね?最悪ブロックされてしまう恐れもあります。
トークの反応が悪いお客様には、タイムラインの更新に力を入れていきましょう。これならお客様が手が空いた時にパッと写真を見てもらえるし、「いいね!」も教えて貰えるからです。
相手のタイムラインには触れない
LINEでお客様がタイムラインを更新した時、すぐに「いいね!」を押すのは避けた方がいいかもしれません。タイムラインに「いいね!」を押した人が誰なのか、LINEで繋がっている人同士には見える設定になっている人が多いからです。
例えばお客様の奥様が、お客様のタイムラインを見た時、「いいね!」のマークから辿るとあなたのアカウントを見つけてしまえる、ということ。これって結構、大変なトラブルになることもあるんです。
もちろん「大丈夫だよ!」というお客様にはどんどん「いいね!」を付けてあげましょう。
トークは短め・印象的に
LINEでのマンツーマンのトークは、あまり長くなりすぎないようにするのがコツ!好印象を与えるポイントとしては次が挙げられます。
名前を呼びかける
「××さん」と名前を入れてあげると、直接話しかけている雰囲気がアップ!少し仲良くなったら、下の名前で呼びかけるといったテクもありますね。
「お店に来て」は避ける
いきなり「お店に来てほしい」といった話にするのはアウト。前回に来店したときの話の続きを少ししたり、「前に話していたお店で食事してみたい」等、さりげなく来店につながる話題に持っていった方が良いです。
長さより「頻度」で
お客様は会社で働いている時などは、長いトークができません。ほんの数メッセージでも良いので、4日に1回位は必ず連絡を取り合う方が「単純接触効果」をキープできますよ。
キャバクラ嬢のTwitter活用術
Twitterはキャバ嬢には少々難易度が高いSNSですが、うまく使うと新規顧客を大量獲得できることもあります。
キャラが強いキャバ嬢にはピッタリ
TwitterはInstagramに比べて、「写真だけ」の投稿、ハッシュタグだらけの投稿ではほぼ反響が得られません。反対にネタ系・面白系のツイートは拡散されやすいし、「いいね!」を得やすい傾向です。
- キャラが強いと言われる
- 面白系だと思う
- 文章を考えるのが割と得意
- アニメやマンガ、サブカルチャー等の話題に強い
- キャバ以外の意外な趣味がある(楽器演奏、登山等)
上のようなキャラクターのキャバクラ嬢には特に向いているSNSと言えます。
キャバ慣れしてないお客様も掴める!
TwitterではInstagramやLINEと違って、「面白い!」と思ったつぶやきを他の人にも見せられる「リツイート」という拡散機能があります。つまりあなたのお客様以外の人にも、つぶやきを見てもらえる可能性が高いということです。
またTwitterではキャバに今まで来たことが無い男性のお客様もたくさん居ます。Twitterで知り合って来店してもらうことで、思わぬ新規客が太客になってくれた!というケースもたくさん有るんですよ。
お客様の「裏アカ」を教えて貰う
Twitterは無料でいくつでも複数アカウントが作れるので、「裏アカ」や「趣味用アカウント」を持っている人がほとんどです。お客様とTwitterで繋がるなら、いっそ気軽に拡散して貰えそうな裏アカ等を教えて貰うのも手。
また趣味系のアカウントを教えて貰えれば、お客様の好みや嗜好もチェックすることができます。
「トレンド」でネットの話題も収集
Twitterでつぶやくネタが無いな~という時には、公式Twitterアプリの「トレンド」をチェック。その時に多くの人がつぶやいているワードをリアルタイムで教えてくれます。
ネット上でどんなことが人気になっているのかをチェックすれば、お客様とのトークの話題にも使うことができますよ。
キャバクラ嬢のFacebook活用術
Facebookはそのシステム的に、キャバ嬢向きのSNSとは言いにくいところがあります。ただ「向いていないから見ない」ではなく、コッソリ登録をしておいた方が営業的には有利です。
実名登録なのがネック
Facebookがなぜキャバ嬢に向いていないか?というと、基本的に実名登録しかできないため。本名以外のペンネームや芸名も登録することはできますが、実名を検索不可にすることができません。
もちろんTwitterやInstagramのように複数アカウントを取得することもNG.そのためFacebookでの「情報発信」をすると、個人情報を特定されてしまう恐れも。あまりキャバ嬢向きではないですよね。
中高年・ビジネスワーカーの利用者層が多い
でも「お客様」の中には、Facebookに登録しているという人はとても多いはず。Facebookの利用者層は主に中高年で、会社員の人はもちろん、フリーで活躍している人もお仕事のために登録していることが多いです。
お客様から名刺をもらったり名前を教えて貰ったら、お名前でFacebook検索をかけてみましょう。高い確率でお客様のアカウントが見つかるはずですよ。
お客様の「オフィシャルな情報」を収集しよう
「お客様の情報収集」のツールとしては、Facebookはとても便利な存在です。お店に来ている時、どんな職種なのか、どんな家族構成なのか…などは教えてくれないお客様も居ますよね。
でもFacebookなら、お客様の会社や役職、ちょっとしたお仕事ぶり等が見られることも。またお客様がどのような会社の人達とお付き合いがあるのか、どのような趣味を持っているのか等の「オフィシャル情報」もチェックができます。お客様とのトークをする時に気をつけるポイント、知っておくと話が弾みそうな話題等のヒントがいっぱいありそうですよね?
ただし「Facebookを見たよ!」というとあなたのアカウントも教えなくてはなりませんから要注意!Facebookでの情報収集は「こっそり」行って、「こっそり」ヒントにすることが大切です。
おわりに
コロナ禍に負けないためのSNS活用術、キャバクラ営業に使えそうですか?一口に「SNS」と言っても、Instagram、LINE、Twitter、Facebookではその特徴や使っている人の層等が全然違います。
同じ感覚で同じような投稿を適当に続けているだけでは、お客様はつかめません!それぞれの特徴をしっかり掴んで、効果的なキャバ営業をしていきましょう。